フィラリア症


フィラリアって、何?

フィラリアの別名は、犬糸状虫と言うんだよ。
蚊が媒介する(蚊にうつされる)、寄生虫なんだ。
感染すると、心臓(肺動脈)に成虫は寄生して、心臓病、肝臓病、腎臓病など、いろんな病気を引き起こす、とても恐い病気なんだよ。
成虫は、そうめんのように、細く長い虫んだよ。
うわぁ~、想像したら気持ち悪くなっちゃった。

 


どうやって感染するの?

①まず、フィラリアに感染した僕たち(犬)の血を、蚊が吸う。
吸血時に、フィラリアの赤ちゃん(ミクロフィラリア)も、一緒に蚊が吸い上げてしまうんだよ。
つまり、蚊自体フィラリアの感染をしたことになるってわけだね。
②その蚊の体の中で、少し、フィラリアの赤ちゃんは成長し、感染能力のある幼いフィラリア(感染仔虫)に成長します。
*蚊に吸われて蚊の体を借りないと、ミクロフィラリアのままで、一生終わっちゃうんだよ。
③その蚊が、僕たちを刺すときに一緒に幼いフィラリアがワンちゃんの皮膚に入っていきます。
④その後、皮膚の下や筋肉の中で成長し、さらに成長をしながら心臓に向かっていきます。(うわっ!うわっ!大変なことだぁ~~~!!!)
⑤心臓(肺動脈、右心室、右心房)が最終の住みかになり、そこで赤ちゃん(ミクロフィラリア)を産みます。
⑥フィラリアの赤ちゃんは、とても小さいので、全身の血液の中を流れます。そこで、蚊に吸われるチャンスを待ってるんだよね。

こうやって、グルグルと感染のサイクルが出来てしまうんだよ。

つまり、蚊がいなければ、感染しないと言うことになるよね。

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“雑種だから、強い”だから“感染しない”もしくは、“感染しても大丈夫”って、ホント?

よく受付で話を聞いていると、「うちの子は、雑種だから強い。だから大丈夫」なんて言っている人がいる。
ホント?
そしたら、ボク、雑種(MIX)だから、予防しなくて良いのかなぁ~~~?
ちょっとわかんないから、ホントの獣医さんと交代しまぁ~す♪

では、ここは、きよた君の手に負えないようなので、院長が手助けしますね。
雑種だから感染しない???そんなことはありません。
フィラリアに関しては、そんなことは全くありません。
どんなワンちゃんも、同じだけ感染確率はあります。
また、感染したら、雑種だから病気に耐えられると言うこともありません。
んじゃ、後は、きよた君よろしくね。

そっかぁ~、んじゃ、ボクちゃんと予防薬飲んでるからよかったぁ~(^^)

 


もし感染したら、どうなってしまうの?

感染してすぐは、ほとんどの例が無症状の子が多いみたい。
普通ね、数年経って初めて症状が出てくることが多いんだって。

感染したらいろんな症状出すんだって。
咳が出る。何となく元気がない。急に年老いたようだ。食欲がない。お腹が妊娠したように大きくなってきた。フラフラする。たおれる。散歩を嫌がるようになった。吐く。赤いおしっこをする。など・・・。
心臓、肝臓、腎臓、肺などを痛めてしまい、寿命を縮めてしまうんだよ。
とっても、怖いよね。

症状だけで、フィラリアと判断できないことは多くて、感染してもすぐには症状を示さないことが多いから、元気だから感染してないなんて、全く言えないんだよね。
症状を出して気づく場合は、感染がかなり重度だったり、長年心臓や他の臓器が痛めつけられていると考えた方が良いって聞いたよ。
そこがフィラリア感染の怖いところ(盲点)なのんだよね。

受付の下で話を聞いていると、先生は一生懸命怖さを伝えているんだけれど、元気だから大丈夫、大丈夫なんて言う飼い主さんいるんだよ。
症状がすぐには出にくいことをわかってほしいな。

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感染する確率は?

感染する確率は、地域によってまちまちだとは思うんだけど、なんかね発表されているデーターでは、一夏予防をしなかった場合、30~40%、三夏予防しなかった場合、90~100%の感染率だと言われているんだって。
あ、パンフレットにも書いてあるよ。
ただね、あくまでも確率で、中には、予防はしていたけれど最後の1~2ヶ月だけ予防をしなかったと言った例も感染してるんだよね。

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室内犬は、予防しなくても良いってホント?

そんなことないよ。
室内にいれば、確かに蚊に刺される機会は少ないよね。だから、お外のワンちゃんよりは感染率は低いと思うよ。
だけどね、室内飼育のワンちゃんでも感染している例はあるよ。本当だよ!!!(後で、書くね)
人の出入り時に、一緒に誤って蚊が入ってくる場合。散歩に行くときに刺されてしまう場合。
様々な、理由が考えられるよね。
だって、ボクだって家の中にいるときに刺されることあるもん!

蚊は気温15℃以上あれば吸血するんだって。
クーラーをつけていても、室温15℃以下にはなかなかしないよね。
そんなに寒かったら、ボクお腹こわしちゃう。
室温が高い状態よりも吸血能力は落ちるだろうけど、クーラーをつけっぱなしにしていても、危険だと言うことはわかったでしょ?

01年度はボクがが確認できた範囲だけど、4月の下旬より蚊が発生してたよ。
院長なんて、5月の初旬に、すでに蚊に刺されてたよ。
ボクはどうかな?刺されても気づいていないかも(^^;

蚊取り線香をつければ良いと言う人もいるよね。
でも、これも確実じゃあないよ。(蚊取り線香をしていても刺されるときはあります)
煙や、薬剤が届く範囲しか予防できないんだもん。
また、蚊取り線香の煙により、肺の疾患やアレルギーを引き起こす可能性もあるって聞いたことあるような・・・。

そうそう、お友達の柴犬ちゃん。
9月生れでね、去年はブリーダーさんからペットショップに行って、今の飼い主さんには12月末に飼われたんだって。
だからね、去年予防してないの。
ブリーダーさんやペットショップは室内だし、新しい飼い主さんもまさかそんな時期に予防薬を飲まさなくてはならないなんて思わなかったって。
そしたらね、初めての春の検査で、感染が発覚したんだって。
とっても可哀想・・・。

やっぱり、室内も安全じゃないよね。

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感染しないようにするには?

予防薬を飲むんだって。
まず、獣医さんの指示を守って飲んでいれば、感染の心配はほとんどないって。
良かったぁ~。

それぞれのメーカーから、優れたとっても良い予防薬が発売されているよ。
現在、フィラリアの予防薬として認められている薬には、錠剤、散剤、ビスケットタイプ、お肉タイプ(チュアブル)、スポットタイプ(首に垂らす)、注射タイプ(6ヶ月持続)があるよ。
その中でも、月に1回づつのませるタイプが、簡単で良いと思います。また、主流となっています。

液体の飲み薬???
それって、フィラリアの予防薬じゃないよ。
きちんと、フィラリア予防薬として認められてないし・・・。
早く、上の3つのタイプから選ぼう。そういったちゃんとした薬を出してくれる病院に行こう!
*院長コメント:液体のお薬を処方している病院は、ほんの少ししかありませんが、未だにたまに聞きます。

**上記の薬の種類は、2003年12月現在です。

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お薬は、ワンちゃんを連れて行かなくても、処方してもらえるの?

必ず、診察しなくちゃダメだよ。どうしてか?って、フィラリアの予防薬投与前には、血液検査(『フィラリア検査のすすめ』のページへ)が必要なんだよ。
だって、動物用医薬品の中でも、要指示薬って言って、普通の薬より、取り扱いが厳重な薬なんだよ。
万一、感染しているワンちゃんにお薬を与えてしまった場合は、重篤な症状を示す場合もあるんだよね。
死んじゃう事もあるよ。
そして、体重測定をして体重に見合った用量の薬を飲まなきゃダメなんだ。
もし、薬を少なくもらった場合は、きちんとした予防効果は出来ないんだよ。
*院長コメント:薬の効能書にも『血液検査をすること』と書かれています。

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近所の方に、フィラリアの予防薬をもらったんだけど・・・。

一つ前に書いたように、飲む前には検査をしないとダメだよ。
採血は痛いからボクもいやなんだけれど、しょうがないよね。
ボクなんて、みんなより1~2ヶ月以上多く飲んでいても、院長がちゃんと検査しないといけないよって、言うからさ。
でも、確かに検査しないで飲むのは怖いもんね。

また、体重によって薬の大きさが違うから、薬の用量の区切りが、ギリギリだった場合1㎏しか差のないワンちゃん同士でも、薬の大きさが変わってくるんだよ。
同じくらいの大きさだから・・・。で与えるのは、とても怖いことなんだよ。

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動物病院以外で、お薬を買えるの?

これからはやはりネット通販の時代だね。
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飲ませる期間は?

フィラリア予防薬の効果に図解説明がありるよ。)

フィラリアという病気の性質上、飲ませる期間は蚊と密接な関係があるんだ。
だから、○月~○月まで飲ませれば良いとは一言では言えないんだよね。
フィラリア予防薬発売当初の投与方法のままで、今までと同じ期間で与えることはとても危険だよ。
ボクは生まれていないからわからないけれど、院長がいつも「十数年以上前と現在の気温は違うはず。」って言ってるよ。
確かに、ここ数年だけでも、蚊が出始めるのは早くなってるし、いつまでも冬にならないよね。

蚊が出始めて、1ヶ月後から始めれば良いよ。
蚊に刺されて入って来た幼虫が、あんまり大きくならないうちにまとめて殺すんだよ。
入ってきたばっかりの幼虫や、入って一ヶ月経ってちょっとだけ大きくなった幼虫とか、そういったのを一斉に掃除するんだよ。
だから、出始める前から飲ませても、本来の予防薬としての効果は発揮していないって事だよね。
*院長コメント:長期投与しても副作用は認められていません。

飲ませ終わりは、そういう理由ですから、蚊がいなくなって1~2ヶ月後までは飲まなきゃだめだよ。
最後に予防薬を飲ませた後に、フィラリアに感染した蚊に刺されれば、今まで飲ませてきた期間は、無駄になってしまうよ。

特に暖かい年は、注意が必要だね。
ここ数年、温暖化現象で、気温が上がってきてるよね。(前述)
出来るだけ、念には念をで、遅くまで飲んだ方が良いよ。
もし、短かったら飼い主さんにおねだりしてみよう!

詳しい投与開始や投与終了がわからない場合は、その地域の獣医さんの指示に従ってね。

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感染したら、どうしたらいいの?

感染してしまったら、もう終わり、すぐに死んでしまうというわけでもないよ。
*院長コメント:急性症はすぐに命取りになることがあります。
様々な治療方法があるみたい。
どの方法が良いか、獣医師と話し合って決めよう。

だけど感染後の治療で、100%感染前の完全な姿には戻れないんだよ。(;;)
多少なりとも、いろんな臓器へのダメージはあるから。
そして、病気の進行度合いによっては、助からない場合もあるよ。
しかも、多額の治療費がかかる例が多いんだって。
1シーズンの予防費用と感染後の検査・治療薬(1ヶ月ぐらい)の料金が等しくなることも多いらしいよ。
治療薬の投与は長期に及ぶ事(一生治療が必要なこともある)が多いから、はるかに予防にかかる費用が安いことが理解出きると思うんだ。

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予防は義務なの?

ん?どうなの?
これもわかんないから、院長にバトンタッチ!!!

はい、じゃあ私が代わって説明します。
義務ではありません。しかし、犬の予防しなくてはならない病気の中で、もっとも感染率が高いのはフィラリアです。
法律でも、しなくてはならないとはなっていませんが、しかし、考えてみて下さい。
例えば、マラリアの濃厚感染地域に、私たち人間がなんの予防策もとらずに放り出されたとしたら・・・。
想像するだけで怖いことですよね。
日本はフィラリアの濃厚感染地域です。
ワンちゃんを愛情を持って育てようと思うのなら、フィラリアの予防は飼い主としても義務と言っても過言ではないでしょう。

感染後の治療をするよりも、まず感染させない!!!
ワンちゃんにとっては、この選択が最良です。

予防を徹底してあげるのは、ワンちゃんへの最大の愛情です

きよた君わかったかな?

はいはい、わかりました。
そうだよね。
僕たちのことが可愛いと思ったら、ちゃんと最低限の予防はしてほしいよね。
僕たちは、飼い主さんを選べないからさ!

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